ニーチェ先生が面白い!深夜コンビニ大型新人の名言まとめ

「ニーチェ」と言えば、19世紀の後半に
この世の存在意義や目的、真理が失われていく虚無感を
『神は死んだ』という言葉であらわしたドイツの哲学者です。
ところが、今ネットで話題になっている「ニーチェ先生」
コンビニのアルバイト店員さん(夜勤担当)です。
ツイッターにつぶやかれた様々なやりとりが一躍有名となり
コミック化もされた「ニーチェ先生」
そのありがた~いお言葉の数々をまとめてみました!

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ニーチェ先生が面白い!元ネタ、作者は誰?

「ニーチェ先生」とは、ハンドルネーム「松駒」さんという方が
働いているコンビニにアルバイトとして入ってきた
「大型新人」(松駒さん談)の別名です。

 

大学で仏教を学んでいるニーチェ先生は
深夜勤のシフトで松駒さんと一緒に働いています。

なぜニーチェ先生という呼び名がついているのか?

それは
「お客様は神様だろう!?」と理不尽に怒ってきたお客様に対し
淡々と「神は死んだ」と切り返したから。

 

その日から松駒さんは彼を「ニーチェ先生(大型新人)」と
名付け、様々なやりとりをツイッターに投下していきます。

こちらの松駒さんはいわゆる『就職浪人』(失礼!)で
コンビニでバイトをしながら就職活動をしている方です。

 

就職活動に疲れて思わずつぶやく言葉の数々は秀逸で
思わずクスっと笑ってしまうものばかり。

気難しいお客さんの対応や大量の納品で心が弱っているとき、優しいお客様が笑顔で「ありがとなー」などと言って下さると、「宜しければこちらにお客様のお名前をご記入頂けますか?」とゼクシィの付録から婚姻届を引きちぎり差し出したくなる癖、何とかしたい。

小銭と間違えて海外の通貨を出してしまうお客様はごくたまにいらっしゃいますが、昨日は紙幣と間違えて「肩たたき券」を出したサラリーマンの方が御来店されました。子供からのプレゼントを財布に忍ばせている素敵な父親に殺伐とした店内が一瞬にして和んだし、結婚を前提に結婚したい。

 

そんな松駒さんとニーチェ先生(大型新人)のコンビニバイト風景を
つぶやくツイッターは絶大な人気を誇り、
そのフォロワーは6万7千人を超えています。

そしてついに、
「ニーチェ先生 ~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」

という業務日誌(松駒さん談)・・・ではなくコミックにもなりました!

ハシモト (イラスト), 松 駒 (原著)

スクリーンショット 2015-02-12 20.04.46

ニーチェ先生の名言が面白い!深夜コンビニの大型新人!

松駒さんの働くコンビニにアルバイトとして入ってきたニーチェ先生

小顔で長身のスリム体型、全てを見透かしたようなクールな瞳。

深夜のコンビニにバイトに入った新人はさとり世代の大学生で、
無駄なやりとりは一切しない。

達観した言語で周囲を見事に黙らせる。

「客様は神様だろうが!」と怒る客を

「神は死んだ」と哲学者ニーチェの名言で撃退し、

「このお店何時までですか?」と尋ねるおばあちゃんには
「0時開店で24時閉店です」と神がかりな機転で切り返す。

そんな姿勢は、仕事仲間にもブレない。

「わからないことがあれば遠慮なく聞いてね」と声をかけてくれた先輩には

「なぜ生きているのですか?」と神妙に問いかけたり

クリスマスの夜に接客をする寂しさを嘆く先輩には

「クリスマスにかぎらず年中無休で孤独じゃないですか」と一突き。

客も上司も常識も関係ない。

社会の理不尽を想像のななめうえでぶった斬る

そんな新人の暴挙に胸の内でツッコミを入れる
バイトの先輩松駒君!

松駒くんは新人の大物ぶりに冷や汗をかきつつも
そのツッコミは的確

二人のやりとりについつい引き込まれてしまい

完成度の高い漫才をみているような心地よさ

コンビニに訪れるお客さんや客と店員の人間模様のも見所です!

 

以下松駒さんのTwitterから
名言なるおもしろツイートを紹介していきます。

(以下@matsu_komaより引用)

職場の懇親会に誘われたニーチェ先生(大型新人)が「所用の腹痛がありまして」と一蹴。オーナーを始めとした皆が「そっかー仕方ないねー」みたいな雰囲気になって丸く収まり凄いと感じたし、私もその言い分を積極的に使っていきたい。

 

“哲学者の名言で困ったお客様を撃退したニーチェ先生(大型新人)。やっぱり愛読書は『純粋理性批判』や『幸福論』はたまた純文学なのかなと思いお聞きしたところ「別冊マーガレットです」とのこと。彼について知れば知るほど疑問が尽きない。”

 

「寝起きでも判別できるよう個別に着信音を設定してます」とニーチェ先生(大型新人)が語るので私の携帯から呼び出したら「ピタゴラスイッチ オープニングテーマ」が鳴り出したのには平静を保てたけど、職場からの電話に「法螺貝の音」が響き渡るの何なの? 出陣なの?

 

 

また、コンビニならではのネタも満載です。

 

“ニーチェ先生(大型新人)が30歳過ぎのお客様に身分証の提示を求めていたので理由を尋ねたところ、「商品をカウンターに叩き付けるわ舌打ちするわ、小銭をばらまくわで大変腹立たしく思い、本名と生年月日の把握に努めました」と無表情で返されたので、レジ店員には優しくしておいた方がいいですよ。”

 

 

「横暴な客にお辞儀が出来ません……!」と語る夕勤の子に「素晴らしいお客様にはまた御来店下さいという懇願を込めて、ゴミみたいな方には来店はおろか半径5km圏内に近付かないでくださいという強い意思表示を込めて最敬礼しましょう」というニーチェ先生のアドバイス、朝礼で読み上げたい。

 

スクリーンショット 2015-02-12 20.04.59

ニーチェ先生のプライベート名言と行動の数々!

独自論に基づきどこまでもマイペースなニーチェ先生ですが、
投稿者である松駒さんとの仲はどうなんでしょうか?

ニーチェ先生(大型新人)が出演するというライブに足を運んだら、袈裟をまとった彼が「般若心経 ロックアレンジVer」を木魚とベースで掻き鳴らしていた。今後「あなたは神を信じますか?」と聞かれたら「ライブハウスで見た」って答えようと思います。

 

「お世話になった人への誕生日プレゼントを一緒に選んで頂きたいです」とニーチェ先生(大型新人)に頼まれたので快諾したら、「仏具店かワークマンで探そうかと考えているのですが、どう思われますか?」と狂気に満ちた二択を突き付けられ、ジェネレーションギャップ以上の何かを感じてやまない。

 

ニーチェ先生と映画鑑賞。妻子を殺され復讐を果たす内容に対し「主人公が犯人を殺してしまう理由、理解できないです」と不満げに語るので、お坊さん志望だから仇にすら寛容を貫くのか……と思っていたら「生きていることそのものが最大の苦しみなのに解放するなんて」と続いて今日も通常運転だな、と。”

 

アルバイト先が同じ、というだけで
ライブを見に行ったり、映画を見に行ったり
はたまた男性同士で買い物に出掛けたりしませんよね?

何だかんだ言いながら、松駒さんとニーチェ先生は
とても仲が良いんだと思われます。

「仲が良い」と「お互いを理解し合っている」は
別物なんだなと改めて知りましたが(笑)

ツイッターの投稿を見ていると、
恐らく松駒さんはまだ就職が決まっておらず
ニーチェ先生もまだ学生のようですね。

いつかこのお二人がコンビニから社会へと
旅立ってしまう日がくるのでしょうか。
そう思うと少し淋しいですね。

そんな読者の気持ちはどこ吹く風、
ニーチェ先生はこのように申しております。

“「誰にも必要とされない就活辛い、死にたいよ」と弱音を吐いたらニーチェ先生から「死にたい死にたくないという意思に関係なく死は訪れますし、その日まで足掻き続けるべきです」と叱咤を受けたし、加えて「僕は松駒さんが必要ですよ。戒名料を頂くために」と私が死ぬこと前提で話を進められるの辛い。”

 

「ニーチェ先生 ~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」は
1~3巻が絶賛販売中です!

スクリーンショット 2015-02-12 20.05.14

こんなコンビニあったら行ってみたいですね。

Thank you for coming today.

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    • ロクリアン正岡
    • 2015年 10月24日

    マンガ「ニーチェ先生」がドラマ化、とのキャッチコピーとして-
    「お客様は神様だろぅ!?」と怒ったお客に対し「神は死んだ」と淡々と返す大型新人店員」が云々とありますが、これでは二―チェ自身は喜びもしないし、むしろ軽蔑するだろう。土台、ニーチェは人まねが嫌いだし、もし弟子がいたら「少なくとも自分の真似だけはしてくれるな!」というだろう。「神は死んだ」は彼が語った深遠な言葉の一つには違いないが同時に最も表面的な衝撃力を持った台詞であり、いきなりこれを持ってくるとは如何にも意味も分からず発音・発生だけで輝く「オウム」かテレビの女子アナのようです。
    たとえば私の「日本現代音楽協会」(とクリック)ウェブサイト内の右下にある「アンデパンダン展第一夜」(をクリック)の4つめの文章(3万字もあるが、週刊誌仕立て間口の広さ-小保方晴子や愚過多腫汚や高浜虚子が佐村河内守まで登場する-がありながら、芸術や死や時間などに鋭いメスを入れる哲学論文でもある)をお読みになるとよい。漫画チックな面白さの裏に深遠な哲学があり、その割には読みやすい。どこか、ニーチェに通じるところはあるものの、別にニーチェをまねした訳ではなく、著者であるロクリアン正岡の内側から湧き出てきた、あるいは吹き出て来た新鮮な観念や想念が、そのまま概念となり言葉となったような代物です。「本人が言うのだから嘘だろう」などとイジケてもらっては困る。「著者自身が言ってることなのだから本当だろう」と堂々とした態度で開き、多少の困難にはメゲズ、最後まで読み切ってほしい。なお、肝心の演目である念仏楽曲「時を貫く“南無阿弥陀仏”」も聴かれることをお勧めしたい。あなた(が聴くべき人ならばだが)の音楽観が変わる可能性は高い。

      • cocoa08
      • 2015年 10月24日

      ここあのーとをご覧いただき、ありがとうございます。
      またコメントを残していただき、ありがとうございます。
      今後ともよろしくお願いします。

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