魔法使いの嫁の世界観が綺麗！あらすじや画力など魅力まとめ

今話題の漫画「魔法使いの嫁」ってご存知でしょうか？
掲げられたテーマは『人外×少女』
『これは、世界の美しさを知る為の物語』
この言葉を見るだけで何だか引き込まれるような
ミステリアス感が満載です！
書店のコミック売り場では特設コーナーが作られるなど
今大注目の「魔法使いの嫁」。
その世界観やあらすじについて調べてみました！

魔法使いの嫁の世界観が綺麗！舞台はどこ？フィクション？

「魔法使いの嫁」

作者：ヤマザキコレ
連載：月刊コミックガーデン
　　　　（2014年１月号より「月刊コミックブレイド」で連載スタートし、
　　　　　その後2014年10月号から掲載紙が移行される）
略称：　まほよめ

まずは、メインの登場人物である２人を紹介します！

名前：エリアス・エインズワーズ
年齢：不明（恐らく300歳以上）
種族：不明（元は精霊で半分は人？）
特徴：大型犬のガイコツ頭の魔法使い。英国紳士でもある。
人間の姿になることもあれば怪物の姿になることもある。

名前：チセ（羽鳥智世/はとりちせ）
年齢：１５歳
種族：人間（日本人）
特徴：夜の愛し仔（スレイ・ベガ）という能力を持つ

２人の出会いはイギリスのオークション会場。
『夜の愛し仔（スレイ・ベガ）』という特殊能力をもつ孤児のチセは、
人には見えないものが見えるということから、親戚からも疎まれ
今まさにオークションにかけられています。

そんなチセを500万ポンドで競り落としたのが魔法使いのエリアス。

エリアスはチセを自分の『嫁』　として自宅に連れ帰り
２人の生活が始まります・・・。

と、いった感じで
舞台はイギリスなのにいきなりのファンタジーでした！

魔法使いを始め、伝承される精霊や妖精が登場し、
その中に少女マンガならではの
キュンキュン要素も多数ちりばめられている作品です。

中には少しグロテスクな戦闘シーンや
スプラッタな場面も出てきますが
全体を通してとても可愛らしく綺麗な風景が並び
まるで絵本を読んでいるような
オシャレな世界観が広がっています。

何といっても主人公のチセが可愛いです！
日本人と言うニクい設定がさらに親近感を誘います。

そしてガイコツ頭のエリアスは「英国紳士」の肩書通り
顔はおいといて(笑)その服装は常にタキシードの正装です。
その姿で、何かにつけチセを『お姫様抱っこ』しちゃいます。
女の子ゴコロをくすぐる要素が満載なのも特徴ですね。

魔法使いの嫁のあらすじは？ネタバレ注意！

父は失踪、母を亡くしたチセは不遇な少女時代を送ります。
チセの持つ「夜の愛し仔（スレイ・ベガ）」という特殊能力は
さまざまな妖精や精霊をひきつけてしまい、
その姿が見えてしまうチセは普通の生活ができません。

生きることを放棄しかけていたチセは
オークションで自分を落札したエリアスと出会います。

チセを弟子として迎え入れたエリアスは
いずれチセを嫁にするつもりだと宣言します。

エリアスは「影の茨(ソーン)」という異名を持つほど
魔法使いとしては実力者でありながら
世を捨て静かに暮らしています。

その筋の「協会」からは監視をつけられるほど
エリアスの魔力は「本物」で非常に強く、
何かしらの課題やペナルティを協会から課せられたりと
多少は魔法使いとしての仕事もこなしています。

与えられた仕事や課題を行う際は
修行と新婚旅行（！）を兼ねチセを同行させては
事件に巻き込まれることもしばしば。

チセのもつスレイ・ベガの能力とは
際限なく魔力の生産と吸収を繰り返して
膨大な魔力の貯蔵庫としての役割を果たします。

その存在は大変貴重で珍しく、
魔法使いなら誰もが欲しがるパートナーです。

その能力の価値を知り
利用しようとする魔法使いに一度捕らわれてしまうと、
命が尽きるまでこき使われるといいます。

と言うのも、スレイ・ベガを持つ者はその能力を酷使すると、
身体が負荷に耐えられなくなり
ほとんどが若くして死んでしまうのだそうです。

チセも今のまま能力を制御せずに使い続ければ
残りの寿命はわずか３年しかないとエリアスに告げられます。

チセに魔女としての修行を積ませながら、
命を延ばすための研究や実験を繰り返すエリアス。

２人の行く手にはこれから
どんな困難が待ち受けているのか？
伏せられているエリアスの過去は？正体は？
まだまだ謎が盛りだくさんの内容です！

魔法使いの嫁の魅力や画力！実は作者はこんな人！

「魔法使いの嫁」作者であるヤマザキコレさんとは
どんな方なのでしょうか？

何と北海道にお住いだそうで、
2013年に「ふたりの恋愛書架」でデビューしたばかりの
新進気鋭の作家さんです。

他に「山緒みつ」というペンネームで
依頼されたイラストなどを描く仕事もされていたようですが
おそらく漫画の人気が高まり忙しさがハンパないようで
そちらは開店休業の状態みたいですね。

北海道の大自然に大きく影響を受けて育ったヤマザキさんは
自身の作画について以下のように述べています。

子どもの頃から、お盆には母の実家のある山奥に行ったり、農作業を手伝ったりしていたので、自転車で少し走れば原生林があるという環境は、とても落ち着きます。北海道とイギリスは気候的にも似ているそうなので、イギリスの自然を描く際に、身の回りの風景を参考にしている部分もありますね。実は東京にも１年ほど住んだことがあるんですが、なかなかペースについていけなくて。結局北海道に戻ってしまいました

物語中にたびたび登場する美しい風景の数々は
実際に目にしたことのある人だからこそ描ける
自然の雄大さなのかもしれませんね。

本屋のイベントなどで都会を訪れることもあるそうですが
ご自身のブログで
「片田舎の本屋さんしか知らない私は
本の多さにポカーンとした」とコメントするなど
とても素朴な魅力を持っている方だなと思いました。

もともと「人狼」が好きで、人狼と女の子のロマンスを
描きたいと思っていたヤマザキさん。

既に書き尽くされている人狼に
どうすればオリジナリティを出せるのか？と考えた時に
「そうだ！皮をなくせばいいんだ！」と
思いついたそうです。

とても凡人には思いつかない発想ですね(笑)

作者のヤマザキさんは
言い伝えの妖精や精霊の物語が大好きということで
「魔法使いの嫁」の作品中には
よく耳にする「オーベロン」や「タイターニア」など
妖精界（？）では有名な大御所たちも登場します。

壮大なファンタジーの世界に浸りながら、
魔法使いと恋に落ちる女の子の気持ちになれる
切なくもドキドキするラブストーリー。
その世界観を一度味わってみてはいかがでしょうか。

Thank you for coming today.

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