1959年から始まったＮＨＫ「おかあさんといっしょ」。

その番組のタイトル通り、母と子が楽しむエンターテインメント番組
というコンセプトのもと２歳～４歳の幼児を対象とした
子供向け音楽・教育番組です。
今や日本を代表する長寿番組の一つで
番組から誕生したキャラクターや歌は数知れず！
そんななか最近特に話題になっているのが「泣ける歌」の存在です。
子供向けの歌に大人が涙する？
そんな隠れた名曲をピックアップしてみました！

おかあさんといっしょ　歌の軌跡は・・・

おかあさんといっしょは「音楽、教育番組」という位置づけで
特に音楽・歌を通して子供の心を育む番組です。

おかあさんといっしょから生まれたオリジナルの歌は
コミカルなものから少し切ないメロディのものまで
その曲調は様々ですが
覚えやすいメロディーと優しい歌詞が特徴です。

子供が小さいうちはテレビを敬遠する傾向にある
世の中のお母さんたちも、歌だけは別扱いで
特におかあさんといっしょシリーズの
音楽ＣＤはとても人気があります。

おかあさんといっしょのテレビ放映では
放送１回につき平均３～４曲の歌が流れます。
現在は「今月の歌」が必ず１回流れ、
その他は、過去のオリジナルや昔ながらの童謡など
曲は日によって様々です。

昔ながらの童謡については
その時に担当している歌のおにいさんとおねえさんが
新しく歌入れしたバージョンが流れます。

昔ながらの歌の中で
『聞くと何故か泣けてくる』
『切ない』と言われる曲の有名どころと言えば

「おおきなふるどけい」
「小さい秋みつけた」
「おかあさん」
「ゆりかごの歌」
といったところでしょうか。

特に「おおきなふるどけい」については
『生まれて初めて歌を聞いて泣いた』
『生まれて死ぬまでの人生を初めて意識させられた』という意見が多く
今でも特別な思いを抱いている人が多い童謡の一つです。

おかあさんといっしょでピックアップされてきた
「切手のないおくりもの」
「あめふりくまのこ」など、
幼い頃は何も感じなかった歌が、
今聞くと何とも切ないメロディで、胸が熱くなるなんてこともあります。

おかあさんといっしょで話題の泣ける歌！「私だけかと思ったら・・・？」

おかあさんといっしょでは
1986年から番組オリジナルの「今月の歌」を開始しました。

もちろん番組オリジナル曲ですから
おかあさんといっしょの番組内でしか流れませんし
その月が終われば、この次はいつ聞けるかわからない
ある意味とても特別な歌です。

『テレビを見ているお友達』からのリクエストという形で
過去の歌を流すコーナーが番組中にあり、
運が良ければお気に入りだった歌を
後日そのコーナーで聞くことができます。

そんななか「この歌を聞くと何故か涙が出る」と
特に話題になった歌があります。

それが「ぼよよん行進曲」

中西圭三さんの作曲で、
一見コミカルで明るい曲調なのに
なぜかこの歌を聞くと泣いてしまうお母さんが続出！

『何で涙が出てくるんだろう？』
『私だけかと思ってたのに同じ気持ちの人がいてビックリ。』
という意見がネットでも飛び交い、多くの人の共感を呼びました。

 

どんな曲か？と言えば・・・
少し思い悩むような気持ちと
前向きに頑張ろうと思う気持ちが
ごちゃまぜになって合わさって・・・

歌い出しから段々、だんだんとふくらんでいって
サビにきたところでポンッ！とその思いが溢れた！
涙も溢れた！

・・・といった感じでしょうか？
上手く表現できないのが非常に残念です。

こちらはぜひ動画を見てもらって
この何とも言えない気持ちを味わってみてください！

この曲以外にも

「にじのむこう」

「星ひとつ」

などなど、テレビを見ている自分の子供の背中に隠れて
涙を流す大人が続出したという、どちらも名曲です。

もう一曲、
「赤いやねの家」も隠れた名曲なのですが
こちらは動画が見つけられず・・・
機会があればぜひ聞いていただきたいです。

おかあさんといっしょから生まれた卒業ソング！定番も

おかあさんといっしょで歌われている歌は
子供が歌いやすく覚えやすいのも特徴で
幼稚園などでは課題曲となることも多いです。

また、卒園・卒業シーズンの定番ソングも多く、
思わず涙腺がゆるんでしまうような名曲もたくさんあります。

昔からある定番ソングと言えばやはり
「思い出のアルバム」でしょうか。

♪い～つのことだか～おもいだしてご～らん・・・♪

小さい頃、何気なく歌っていたはずの歌なのに
大人になって口にすると何故か涙が滲んできます。

他にも、おかあさんといっしょから生まれた
「ありがとうの花」
「友だちはいいもんだ」

など、印象としては少し明るめの曲調ですが
大切な思いを歌った丁寧な歌詞が盛り込まれていて
卒園式や卒業式でよく歌われる曲です。

「おかあさんといっしょ」は母から子へ、
そして子から孫へと３世代にわたって親しまれ
その歴史は今なお続いています。

歌い継がれるたくさんの曲は人の心を豊かにしてくれます。

そして、ふと耳にした歌に、温かい涙を流すことがあれば、
それが大人になった証拠なのかもしれません。

Thank you for coming today.

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