アメリカ航空宇宙局(NASA)は2000年から2014年の間に撮影した、
中央アジアにあるアラル海の衛星画像を公開し、ほぼ消滅状態にあると発表しました。
過去14年で縮小を続け、有害な砂をまき散らす広大な砂漠と化しているそうで、
現在は元の湖の中心だった部分(南アラル海と呼ばれている)の
縮小が今年に入ってピークに達し、
南アラル海の東側の部分が完全に干上がったそうです。
アラル海ってどこにあるの?
カスピ海の東方(北緯45度 東経60度)にあり、
ウズベキスタンとカザフスタン両国にまたがる塩湖。
最大深度68メートル。
湖面標高53メートル。
アムダリアとシルダリアが流入する。
アラル海はかつては1つの湖だったが、
その後小アラル海(北アラル海)と大アラル海(南アラル海)に分かれ、
現在は小アラル海とバルサ・ケルメス湖、東アラル海、西アラル海の4湖に分かれている。
小アラル海と大アラル海の間はかつてはベルグ海峡と呼ばれていたが、
現在はコカラル堤防で仕切られている。
また干上がった部分はアラルクム砂漠と呼ぶ説がある。(wikiより抜粋)
かつては世界第4位の湖だった。
アラル海は1960年代までは日本の東北地方とほぼ同じ大きさの世界第4位の湖
(約66000~68000平方キロメートル)だったが、
半世紀で約5分の1に縮小した。
*ちなみに世界第1位はカスピ海(374,000平方キロメートル)
1989年からだんだんと干上がっていく写真
「20世紀最大の環境破壊」と言われる理由
アラル海には1960年代までアムダリヤ川とシルダリヤ川の2つの川が注ぎ込み、
雪解け水や雨水が流れ込んでいた。
しかし旧ソ連が60年代、農業用水を確保するため、
この2つの川の流れを変え、水を運河に流入させた。
アラル海に注ぐ河川水量と蒸発との微妙なバランスが崩れ、
(乾燥地帯に位置し,表面積の広いアラル海からは
毎年30-35km3の水分が蒸発、雨が降らなくなる。)
アラル海は干上がり始めた。
周りの緑地もどんどん砂漠化が進んでいる。
水中の塩分濃度が2倍になりアラル海での漁業も不可能。
2005年から2009年にかけて大幅に水量を減らした後、
この数年は一進一退を繰り返していたが、
2010年にはとうとうその面積の10%を割り込んでしまい
2014年の干ばつによって湖の南西部が完全に干上がってしまった。
NASAによると、気温の変化を和らげてくれる水がなくなったため
水位の低下に伴いこの地域の気候も変化し、、冬は一層寒く、夏は一層暑くなったという。
湖が干上がったことにより、漁業に依存していた地元の経済が崩壊、
湖の底から吹きあがる砂や埃に含まれる農薬が
周辺住民に健康被害をもたらすなど、深刻な問題となっているそうです。
「20世紀最大の環境破壊」「船の墓場」と言われている場所
(画像出典3.bp.blogspot.com)
船を非難させる間もなく、干上がっていったのでしょうね・・
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